浪曲の楽しさ
私が落語好きなことは 以前書きました
今回の旅も 車の中に 20本ぐらい お気に入りの落語のCDやカセットを積んで 運転しながら 聴いています
落語のお隣のジャンルに 講談や 浪曲というものがありますが
高校の頃は 講談も好きで
講談専門の上野の本牧亭に よく通いました
今はもうなくなってしまいましたが 大変風情のある寄席で 下足番の方がいて 履物を預けて木の札をもらいます
帰りに この木の札を返すと 自分の履物が さっと出てくる という仕掛けです
全席桟敷ですから 最初は真ん中は 埋まりません
両側の壁によっかかれる場所から埋まってくんですね
だから 最初に出てくる前座さんは 演りにくかったと思います
自分の目の前に 客はいず 右と 左に分かれて 座ってるんですから…
落語 講談 浪曲
どれも たったひとりの 語り芸ですが それぞれまったく違います
ところが最近 私は 浪曲もよく聴くように なっちゃいまして…
子どもの頃 よくラジオから流れてきました(テレビはまだありませんでした)
だけど何言ってるか わかんないし 眠くなってくる節まわしだし
高校の頃も 講談は聴いたけど 浪曲には興味なかったんですが
なぜか 最近よく聴いています
やっと 意味がわかる歳になったのか どうなのか
でもこれがまた おもしろいんですねぇ!
まずあの声!
発声です
世界中 あんな発声をする芸能はないと思う
ホーミーが なんとなく 近いといえば近いかもしれない
上野のアメ横に行けば
あんな声が 聞けます
お店のおじさん おにいさんたちが あんな声をしています
浪「曲」
または なにわ「節」っていうぐらいですから つまり歌なんですね
歌を聴かせるために あんな発声をするんです
まず最初に歌があって ひととおりの状況説明
そのあと 落語のような会話や 語りが続いて
大事なところ 盛り上げるところは また歌になる
このパターンは 講談も同じですが
この緩急が 実に効果的なんですねぇ
さらに 内容は
国定忠治とか 清水次郎長などのバクチ打ちの話 任侠もの
または 忠臣蔵みたいな仇討ちもの
なんてのを聴いてますが
バクチ打ちたちの話には よく ヤクザとか カタギという言葉が出てきます
ヤクザといっても 今の暴力団とは まったく違い
義侠心が厚い
さらに旅から旅の旅ガラス お金のないときは 食べるものもない その日暮らし
どこでのたれ死んでも かまわない覚悟ができている
カタギの人たちとは まったく違う 人生感
遊んでる人とか 遊び人というと ヤクザの人を意味したものですが…
あれぇ よく考えたら これ 今の俺の姿 そのものなんじゃないの?
仕事じゃなくて 遊びだって言い始めてるし…
旅から旅だし…
どっかでのたれ死んで
鳥に食われたいなんて 言ってるし…
義侠心は あまりないけど…
やっぱり 自分はヤクザだったのだ!
バクチ打ちの生き方に
非常な共感を得ている私でした…!
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 楽しい高校生たち[E:note](2008.05.03)
- 大阪の寄席(2008.04.27)
- ツバメがきたっ[E:sign03](2008.04.05)
- なんじゃこりゃの正体[E:sign03](2008.03.30)
- なんじゃこりゃ[E:sign02](2008.03.29)

コメント